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2021年10月度 運転技能研修について

2ケ月に一度「山城自動車教習所」を借り切って運転技能研修を行っています。

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2021年10月24日に行った運転技能研修をご紹介いたします。

過ごしやすい気温の中、6名のドライバーで運転技能スキルアップ研修を行いました。山城自動車教習所R-ism Labの先生は2名です。

当社では、単に広い教習所内で運転を学ぶだけでなく、「交通教育センター R-ism Lab.(リズムラボ)」にご協力いただき独自のカリキュラムで訓練を行っています。
 R-ism Lab.(リズムラボ)とは»

本日の研修テーマは「自分の運転を整え、感覚の精度を高める」です。

浜田先生より本日の目標をお話しいただきます。
運転業務中の大半は無事故ですが、ほんの数秒で事故は起こってしまいます。
ほんの数秒の事故を防ぐ為の目標を定め、反復練習を行い、原因を克服しましょう。

・ルールを守る(みんなが同じ基準で走行する)
・安全確認は動く前に行う
・正しいハンドル位置を守る→安全、正確な操作

まずは、みなさんの苦手なことを書き出し、意識して本日の研修に取り組みましょう。

3班に分かれて研修開始

■ 研修スケジュール
9:00- 9:15 研修説明
9:15-12:00 コース走行(車庫入れ・縦列駐車・狭路など)
12:00-13:00 昼休み
13:00-15:45 コース走行(車庫入れ・縦列駐車・狭路など)
15:45-16:00 まとめ

今日のコースは先生方が2時間かけて街中にありそうなシチュエーションでバスが通れるぐらいぎりぎりにパイロンを大量に置いてくださいました。
なかには直径5mmぐらいの棒もありました。

左のパイロンに気をとられていると右側に5mmの棒があったり、曲がった直後にまたパイロンが置いてあったりします。
注意配分を考え、曲がる前に進む先を見据えてアプローチ(ハンドルを切るタイミングや速度)の仕方を考えなければ当たってしまいます。

ドライバーはゆっくりと運転し、絶対にぶつけないという気持ちで運転していました。

午後からの運転前に横の画像を使ってちょっとしたトレーニングをしました。
4分間で紙に書いてある「1~30」の数字と「あ~ほ」の文字をペンを離さず、交互に線を繋げていきます。
例) あ→1→い→2→う、、、

やってみるとなかなか難しく、4分で終了したのはこの研修に毎回参加している2年目の職員だけでした。
自分の安全確認の能力に気がつくことができるので、みなさん1度やってみてはいかがでしょうか。

バックモニターに映っている映像と実際の見え方には違いがあり、モニターの方が少し余裕があるように見えます。

それを再確認するため、浜田先生がバスの後ろに立ってみたり、パイロンを置いて実際にバスの後ろに行って距離を確認していました。

ドライバーは出庫前の点呼時に指差呼称を行っているのですが、事務所の職員も毎朝、朝礼時に指差呼称を行っています。
今回は人数が少なかったため、私(広報担当:普通1種・AT限定)も初めてバスの運転席に座りました。
メンバーにバスの前に立ってもらい、運転席からどう見えるかを試してみました。

大人がしゃがみ込むと目視ではまったく見えないのですが、アンダーミラーでは確認することができました。もし子供が前にいても目視では絶対分からないですね、、、

実際に座ってみることで運転席から見える高さを知ることができ、発進・後退前に指差呼称することは、乗用車と違い死角が多いバスでは必要不可欠だと改めて感じました。
ドライバーだけでなく社員も指差呼称の大事さを知ることにより、会社全体で安全に対しての意識を高められていると感じました。

右ヨシ、左ヨシ、アンダーミラーヨシ、バックモニターヨシ

右ヨシ、左ヨシ、アンダーミラーヨシ、バックモニターヨシ

赤〇のところにバスが映っています

赤〇のところにバスが映っています

バスの左側にあるサイドミラーの上には横長のサイドアンダーミラーというミラーがあります。
バスは車体が大きい分、前や後ろだけでなく左右も死角が多いです。
実際に運転席から見ると運転席から遠い左側は特に死角が多いと感じました。

このサイドアンダーミラーはサイドミラーでは見えないもう少し左の外側を確認することができ、左折時に自転車やバイクに早く気がつくことができるそうです。

画像のように、サイドミラーでは見えていないバスを見ることができます。

指導していただいた教官を代表して浜田先生に本日の総括をしていただきました。

~総括内容~
1万時間の法則というものがあり、1万時間同じことをすることでできなかったこともできるようになります。
1万時間=3年ですので「石の上にも3年」ということわざと似た意味をもちます。

事故防止にはエンドがありません。そしてうっかりミスは無くなりません。
自分がどんなうっかりミスをするのかを確認してみましょう。
ほんの数秒の事故を防ぐために何百時間、何千時間、努力していきましょう。

感想文を書いて終了です。

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