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2021年8月度 運転技能研修について

2ケ月に一度「山城自動車教習所」を借り切って運転技能研修を行っています。

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2021年8月29日に行った運転技能研修をご紹介いたします。

最近雨が続いていましたが、この日は日差しが痛く感じるぐらいの晴れの中、10名のドライバーで運転技能スキルアップ研修を行い、7名のドライバーが指導者用講習を受けました。山城自動車教習所R-ism Labの先生は3名です。

当社では、単に広い教習所内で運転を学ぶだけでなく、「交通教育センター R-ism Lab.(リズムラボ)」にご協力いただき独自のカリキュラムで訓練を行っています。
 R-ism Lab.(リズムラボ)とは»

まずは、山城教習所教官の吉野先生より本日の研修についての説明・安全運転のために知っておきたいことを教えていただきました。

「安全は結果(過去)であって危険(リスク)は現実(リアルタイム)である」
危険(リスク)を安全に変えるためには事故の発生を高めるものを発見するハザード知覚能力と自分自身の能力を客観的に捉え、制御できるメタ認知能力を高めることが大事であるということを教わりました。

3班に分かれて研修開始
■ 研修スケジュール
9:00- 9:15 研修説明・準備体操
9:15-12:00 A班B班 コース周回(スラローム、前進・後進車庫入れ)C班 指導者講習(座学)
12:00-13:00 昼休み
13:00-15:45 A班B班コース周回(スラローム、車庫入れ、縦列駐車)C班 指導者講習(技能・座学)
15:45-16:00 まとめ

各コース図

各コース図

運転技能スキルアップ研修(A班B班)

運転技能スキルアップ研修(A班B班)

◇運転技能スキルアップ研修(A班B班)◇

教官が横について1人ずつ指導してくださいました。
ドライバー本人が感じている課題や今日学びたいことを中心にそれぞれが少しコースを変え、運転していないドライバーにはタイヤの位置を確認してもらい、改善点を聞いたりして意見交換を行っていました。
時には、車外に出てタイヤの位置を把握することや車体がどうなっていてどうしなければいけないかを視点を変えて指導してくださいます。

バス1台がギリギリ入れるスペースに前から入り、来た方向にバックで出るという駐車方法を行いました。
入るスペースが狭いため車両感覚(タイヤの位置)を身につけていないと何回も何回も切り返すことになります。
言葉では簡単そうに感じますが実際やってみると難しいようで苦戦している方もいました。

狭路前進方向変換

狭路前進方向変換

指導運転士向け勉強会(C班)

指導運転士向け勉強会(C班)

◇指導運転士向け勉強会(C班)◇

今回は瀬川先生(R-ism Labセンター長)による指導運転士向けの勉強会を行いました。
〇運転指導のポイント
まずは指導者としての心掛けや指導ポイントを学びます。
聴く(人の想いを知る)
 ↓
対話する(質問することにより問題を深堀する・自分の意見を押し付けない)
 ↓
正確に伝える(感覚ではなく理論的に・指導方法を統一する)
 ↓
実践支援(目標を定めさせる、何ができないのか?を明確にし、課題を見つけ解決するサポート)

午前中に学んだ内容を、どう指導に生かすのか?を実践します。
車庫入れを行いながら、判断させるポイントやハンドルを切るタイミングなど、みんなでディスカッションし探っていきます。
「こうしなさい」と押し付けるのではなく、考えさせる重要性や効果的な柔軟体操など(大型バスの運転は体がとても凝るんです)色んな角度からコミュニケーションの取り方も教えていただきました。
 

技能研修

技能研修

最後に

最後に

ここまでの講義を踏まえ、事故を起こした・もらい事故に遭ったドライバーへの指導方法を学んで終了です。
今回学習したことは、運転指導だけでなく全ての業務・生き方に必要なスキルだと感じました。

指導していただいた教官を代表して吉野先生に本日の総括をしていただきました。
~総括内容~
30年間無事故の方にどうしたらそんなに事故をすることがないのか話を聞いたことがあります。
その方は車庫入れの際には、障害物の近くにいかないことを考えて運転しているとおっしゃっていました。
バックモニターや車両の左側の感覚を知ることも大事です。そして1mの余白を作ることを心がけましょう。もしもの時にこの余白が事故を防ぐことに繋がります。
何ができて何ができないのか自分の課題に気づき、次回の研修でできないことができるよう頑張りましょう。
教習所でできたとしても、いつも余裕をもって無理な運転はしないよう心がけましょう。

感想文を書いて終了です。

3班集まって振り返り

3班集まって振り返り

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