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2025年度 運輸安全マネジメント取り組み状況

自動車運送事業関係法の運輸安全マネジメント導入に伴い、安全方針および基本方針・組織体制などをまとめました。
弊社はバス事業者としてお客様の安全を最優先に確保し、信頼されるバス会社を目指して参ります。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
① 社長及び役員は、輸送の安全確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たす。
また、現場における安全に関する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を十分に踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させる。
② 輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善(PDCAサイクル)を確実に実施し、安全対策を不断に見直すことで全社員が一丸となって業務を遂行することにより、絶えず輸送の安全性の向上に努める。また、輸送の安全に関する情報については,積極的に公表する。
③社員がヒヤリ・ハット等の輸送の安全を損なうリスク情報を通報・報告することを奨励し、その内容が虚偽、法令違反、重大な怠慢及び故意によるものを除き、通報・報告内容により処罰は行いません。

2.輸送の安全に関する重点施策
① 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守すること
② 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努めること
③ 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正措置又は予防措置を講じること
④ 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達・共有すること
⑤ 輸送の安全に関する教育及び研修について具体的な計画を策定し、これを的確に実施すること

3. 輸送の安全に関する計画
(1) 教育計画
①乗務員に対しては年間教育計画に基づき教育を実施
②階層別の研修計画に基づき、運転技能向上教育を実施
③運行記録計にてスピード・運転時間等を調査し必要に応じて教育を実施
④事故防止策として、輸送の安全に関する教育を乗務員に対し実施
⑤社長及び役員は、安全統括管理者とともに、全営業所を対象とした巡視教育や乗務員との意見交換を実施
⑥営業所長や運行管理者等に対し、運輸安全マネジメントに関する教育を実施
⑦警察関係および地元自治体等と協力し、交通安全運動等に積極的に参加
⑧乗務員に対し車庫内における事故防止のため、車庫内を利用した体験教育を実施
⑨緊急時の対応訓練を実施

(2) 内部監査
計画
●内部監査を年間計画により営業所において年1回以上実施。
●監査員を選任し実施。
監査項目
① 経営トップのコミットメント
② PDCAサイクルの実施状況
③ 関係法令の遵守状況
④ 安全管理規程等への適合性
⑤ 重点施策等の実施状況および有効性
⑥ 各種委員会議事録等の作成および維持管理
⑦ 前年度指摘事項に対する改善状況

(3)安全運動
① 春の全国交通安全運動(4月上旬)
② 夏季輸送安全総点検(7月21日~8月20日)
③ 秋の全国交通安全運動(9月下旬)
④ 高速道路安全走行月間(10月)
⑤ バック事故撲滅月間(11・12月)
⑥ 年末年始輸送安全総点検(12月10日~1月10日)
上記安全運動を中心に輸送の安全性向上に努める

(4)各種委員会開催
事故対策委員会、リーダー運転手会議等

4.2025年度輸送の安全に関する目標
(1) 有責重大事故「ゼロ」
(2) 事故情報、ヒヤリハット事例、ドライブレコーダーの安全教育への活用
(3) 健康診断、適性診断の確実な実施と睡眠時無呼吸症候群検査、脳ドック検査の実施
(4) 輸送の安全に関する予算
    1、車両の安全対策費
      新車導入(衝突軽減ブレーキ等安全装置搭載車両) (EDSS搭載車両)
    2、点呼システム(遠隔、IT点呼)導入
    3、乗務員教育費用
      適性診断 睡眠時無呼吸症候群検査 脳ドック検査
      安全運転講習、全職種研修他
(5) 運輸安全マネジメント体制を維持するための必要な教育の実施と適正な人員配置
(6) 全従業員に対し、運輸安全マネジメントに係る安全に関する基本的な方針等を、 継続的に教育・研修等による周知
(7) コンプライアンス意識の更なる向上と運転士の拘束時間・運転時間の管理徹底
(8) 内部監査及び法令遵守に関する業務監査を年2回実施

5.目標の達成状況
2024年度の安全に関する目標の達成状況は以下の通りです。
目標達成状況
(1) 安全の根幹となる速度超過の撲滅を目指し、乗務員に対し教育及び指導を強化し、速度超過の根絶を図った。
(2)全営業所で拘束時間・運転時間の管理表をシステム化して統一し、教習センターによるチェック機能を強化した。
(3)安全運転講習を実施し、安全輸送体制に取り組むことが出来た。
(4)事故情報を毎日共有し、点呼でも注意喚起を行った。
(5)運転士の労働過多を防止すべく、週の拘束時間及び年間の総残業時間の平均化を目指し、管理データと共に月毎に経営トップが把握に
   努めた。
(6)全従業員に対し、運輸安全マネジメントに係る安全方針等を、継続的に教育・研修等による周知。
(7)管理部門ならびに全営業所に対して内部監査を実施した。
(8)初任運転者に対して下記の内容で教育を実施した。
   実施内容   座学10時間以上、実技20時間以上
   初任教育実施人数 55人(内養成運転士 8名)
   教習センター指導教官  2名
   (A 運転士歴34年、指導歴20年・ B 運転士歴30年、指導歴20年)

項目 教育・訓練内容
① 座学 バス運転者等に対する「指導及び監督の指針」に基づく初任教育
 1)事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項
 2)運行の安全及び旅客の安全を確保するための留意すべき事項
 3)危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法
 4)安全の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適正な運転方法
 5)ドライブレコーダーの記録を利用した運転特性の把握と是正
② 車両構造 始業点検項目、異常時の取扱(非常口、発煙筒・消火器)、死角の確認、車椅子対応
③ 一般道 市街地、主要駅等での基本的な路上走行、踏切、坂道等の走行
④ 高速道路 ETCゲートの通過、インターチェンジ、サービスエリア等の進入方法
車間距離の確保、トンネル、橋の通過
⑤ その他 夜間走行、山間部の走行、狭路走行 他
⑥ 走行ルート 各現場での実習 他

6.輸送の安全に関する目標及び達成状況
●2024年度の輸送の安全に関する達成状況は以下のとおりです。

 項目  2024年度目標  達成状況
① 死亡事故  0件 【達成】 0件
②有責人身事故  2件以下 【達成】 1件(前年と同数)
③有責重大事故  0件 【達成】 0件
④指差呼称の徹底 実施 実施
⑤バック時の多段発進 実施 実施(指差呼称の詳細はこちら

 

●2025年度の輸送の安全に関する目標は以下のとおりです。

 項目  2025年度目標
① 死亡事故  0件
②有責人身事故  0件
③有責重大事故  0件
④指差呼称の徹底  実施
⑤バック事故撲滅 2024年実績より30%減

 

7.輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統
以下のとおりです。
別紙-1 ・・・ 輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統(PDF 80KB)

8.事故、災害等に関する報告連絡体制
以下のとおりです。
別紙-2 ・・・ 事故、災害等に関する報告連絡体制(PDF 80KB)

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