柳原運転士 1996年11月入社
役員運転手になるきっかけは何ですか?
子供の頃から車が好きで、転職を機に大型2種免許を取得し、バスの運転手になろうとMKに入社しました。
しかし入社3か月後、突然役員車部門の運転手としてお仕事を任せていただくことになり、気づけば23年が経っていました。
約23年間ずっと役員車に乗らせていただいているのですが、今となって役員運転手として続けられているのは自分に合っているからだと感じています。
働く上で大切にしていること(気を付けていることなど)はありますか?
働く上で大切にしているものが2つあります。一つ目は役員運転手の仕事は、お得意先の役員の方々と共に行動をすることが多いので、外出する際はMKの人間としてではなく、お得意先の一員として、言葉遣いや身だしなみに気を付けています。
二つ目は同じ道を使用していても、季節や時間帯、交通状況によっては状況が変わってきます。お忙しい役員の方々の時間を無駄にしないよう、正しい判断をし、お客様を安全に目的地までお送りできるよう心掛けています。
やりがいや生きがいを感じるときはどんな時ですか?
トラブルや失敗することもありますが、その中でも23年間同じお得意先の運転手を任せていただいていることにとてもやりがいを感じています。そして、お得意先の方々がいろんなお話や相談をしてきてくださった時はとても嬉しいですし、信頼されている、大事にされているなと感じます。長年やってきたかいがあるなと思います。
はじめて高級車を運転したときに感じたことを教えてください。
車が好きな人にとって高級車は憧れです!
今でも運転していて緊張することはありますが、はじめて高級車を運転したときはなかなか自分では購入できない車を運転するということでとても緊張しましたね。
その高級車に役員の方々をお乗せするとき、移動中快適に過ごしていただけるかを考えながら、安心してくつろげる空間を提供したいと感じました。
役員運転手のお仕事をされていて感動したことやエピソードなどがあれば教えてください。
役員運転手の仕事をしていて感動したのは、深夜の運行で雲一つもない十五夜満月を見ることができたことですかね。
役員の方々の行動は24時間なので、いつでも対応させていただいております。深夜に海外から帰ってこられるということで空港にお迎えに向かわせていただいた時に海沿いの道で見た、雲一つもない美しい十五夜満月が今でも忘れられません。
今まで、なかなか夜中に空港まで車を走らせる機会がなかったのですが、役員車のお仕事をしていると普段見れない景色を見ることができるので面白いなと感じました。
後、普段お会いできない芸能関係の方やスポーツ選手とお会いすることもあり、いろんな出会いがあるので楽しいですよ。
MK観光バスでチャレンジしたい事、目標はありますか?
役員運転手の仕事はもちろん大好きですが、人との交流が好きなので、役員運転手だけでなく色んな業務に携わってたくさんの人と交流してみたいです。色んな業務に携わることで色んな方とお会いでき、また違うところからも勉強できるのではないかなと思います。
目標は、運転技術だけでなく人間としても信頼されることです。彼に任せておけば安心というお言葉を頂戴できるようもっと頑張っていきたいですね。
最後に役員運転手になる夢を持つ皆さんに向けてのメッセージやアドバイスをください。
役員運転手の仕事は、決して派手な仕事ではありませんが、無事に仕事が終わり、何事もなく1日が終わることが一番良い仕事の終わり方だと思います。
無事に終わったという一日一日の積み重ねがとても大事で、その積み重ねがいつか周囲の人に認められ、信頼してこの人に仕事を任せてよかったと認められると嬉しいです。ありがとうと言っていただけた時はもっと頑張ろう!役員運転手をしていて良かったと感じられる仕事だと思います。色んな方と交流ができ、芸能関係の方ともお会いできるのでとても楽しいですよ。派手な仕事ではないですが、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。